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書く歩く(第2回 命の恩人 ― ②)


第2回 命の恩人 ― ②

 先日、仕事で鹿児島に出かけてきた。飛行機で行って帰ってきたのだけれど、往路と復路とでは飛行時間がちがう。往きの方が、帰りより20分ほどよけいにかかるのだ。
 どうしてだろうと思った。航路がちがったりするのかな?
 このような疑問が生じたとき、ふと頼ってしまうのが親しくしている著者の方々である。前回書いたとおり、みなさん、それぞれの職業ではスペシャリストである。
 僕は成田空港にお勤めのTさん(女性・3?歳)に電話をかけ、くだんの疑問を投げかけてみた。「あ、それね、地球の自転で起こる風のせいなんですよ」とTさん。「それが、往きは飛行機の向かい風、帰りには追い風になるので、時間差が生まれるわけです」
 なるほど、と僕が感心していると、「なにかよい題材になりそうですか?」電話の向こうでTさんが、フフと笑った。

 こんな感じで、ことあるごとにさまざまな相談や質問をしているわけだが、2年まえにも著者の情報に救われたことがあった。
 その年、僕はひどい左脚痛に悩まされていた。それで、自宅の近くにある整骨院に行ったところ、おそらく座骨神経痛だろうと言われた。つまりは、悪いのは腰で、椎間板ヘルニアが原因となって、左脚の神経を圧迫しているわけだ。
 整体で鍼(はり)を打ってもらっても、痛みはすぐにもどってくる。そこで、こんどは整形外科病院に行った。まずはレントゲンを撮られ、つぎにMRI検査を受けろと言われる。平日は仕事が入っていることから、土曜日の検査を希望すると、1週間後に予約が可能で、検査結果がわかるのはそれからまた1週間後であるとのこと。
 その2週間、治療をしていないわけだから、左脚はずっと痛いままだった。
 MRI(この検査費用がまた高い!)の結果、あらためて座骨神経痛であることが判明した。
 そんなこと、とっくにわかってるから、早く治して……。
(痛いままにつづく)

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上野 歩(うえの・あゆむ)

1962年東京生まれ。作家。『恋人といっしょになるでしょう』(集英社)で小説すばる新人賞受賞。文芸社にて執筆アドバイザーを務める。新感覚サイコミステリー『鳴物師 音無ゆかり 事件ファイル』を文芸社より刊行。
公式HP《上野亭かきあげ丼》
http://www.uenotei.com



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