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書いた人のわ(「てんてん」 颯 天典)

「てんてん」 颯 天典
「この子は、普通じゃない」
 面と向かって言われたこの言葉が、始まりでした。
 確かに、周囲の子供たちとはちょっと違った、独特の行動や発言の多い子でしたが、「普通じゃない」と言われるほど、変わっているとは思っていなかっただけに、とてもショックだったのを憶えています。

 成長するにつれ、彼の「個性」はめだつようになり、周囲から拒絶されるようになって、自分の殻にとじこもるようになり、登校拒否がはじまりました。
 元気で明るかった息子の顔から笑顔がきえたとき、彼が、「アスペルがー症候群」であることがわかりました。
 高機能自閉症と呼ばれるこの障害は、目に見えない障害であることから、なかなか理解されづらく、コミュニケーション能力が低いため、周囲とうまく関われず、苦悩する日々が続きました。私自身、彼の言動にいらいらし、周囲の人々の何気ない一言に傷つき、うつ状態と診断され、投薬を余儀なくされました。

「アスペルガー症候群」をみんなにわかってほしい、理解してくださる人がふえ、親子ともども成長していく協力を得られたら、そう思ったとき自然といろいろなことを書き留めるようになっていました。
 彼にかかわるすべての人に理解していただきたいと、子供たちにも読んでもらえるように絵本というジャンルを選択、文芸社のみなさんにご尽力いただき、「てんてん」ができあがりました。

 彼の特性は、まだまだ未知数です。でも、絵本をよんだ人々が、彼に歩みよってくれたことで、彼自身もコミュニケーションを学んでいます。いつか、彼の「障害」が、「個性」となってくれることを願い、支えてくださる人々に感謝しながら、日々成長していきたいと思います。

颯 天典
本名:大山典子
1972年5月22日生まれ。
茨城県出身。
元幼稚園教諭で二人の男の子の母。

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