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書いた人のわ(「モンスーン」 園 恭子)

「モンスーン」 園 恭子
 私が「書いたものを本にしたい」と思った理由は二つある。一つは、伝えたいメッセージがあったから、もう一つは、自身が数々の本から得てきた読書の喜びを、今度は提供する側になりたいと思ったからだ。
 女性が経済力を持つようになり、家族、家庭のあり方が変わってきた現代において、結婚や男女の関係に対する価値観は大きく変化している。一昔前より、自由な時間とお金が増え、物質的な満足度、仕事という社会的活動から得られる充足感は高まったかもしれないが、それでもなお「女の幸せって何だろう」と考える女性は少なくないと思う。
 傷つき、苦しみ、悲しみながら、女性としての生き方を模索し、成長していく『モンスーン』の主人公、緋彩(ひさい)の姿を通し、読者が「ああ、私だけじゃないのね」と共感を覚えたり、あるいは「こんな考え方もあるのか」という新しい視点を得たりすることが出来れば、書き手としてこれ以上嬉しいことは無く、だから本を書きたい、と思った。
 そして、自分の本が完成した今、「やって良かった」という満足感、達成感で胸は一杯、この人生に悔いは無し、と思うほどである。個人によって違いはあるだろうが、私は、本を作る過程で苦しかったことや、やめたくなったことは一度も無く、編集者とのやりとりも装丁デザインに関わったことも、全てが楽しかった。
 こんな楽しみは、誰とも分かち合わず、こっそり秘密にしておきたい、と思う一方、これを読んでいる方々が、今後出版を決心し、面白い本が一冊、そしてまた一冊と世に送り出されるかもしれないとすれば、それは大の読書好きにとって、この上ない喜びであり、その誘惑に負け、こんなメッセージを書いている次第である。

園 恭子
1967年12月生まれ。B型。
周囲からは典型的なBだと言われるも、本人はあまり自覚が無く、「君は絶対Bだね」などと断言されると、「ふん、案外Aっぽいのにな」と不満に思う(←他人に決めつけられるのが大嫌いなB型の特徴)。三歳から自らの意志でピアノを始めたが、理屈っぽい性格ゆえ、演奏より音楽の裏側にある理論に魅力を感じ、東京藝術大学音楽学部楽理科に進学、音楽と哲学の間にある分野の勉学にのめりこんだ。卒業後は一転して音楽とは全く関係のない一般企業に就職、シンガポールにて複合商業施設の開発プロジェクトに従事、その後同地にて転職、以降、日本と英国で様々な仕事を経験し、2009年より米国在住。フリーランスの翻訳者として英語・日本語の技術翻訳をする傍ら、執筆を始め、2010年10月、文芸社より『モンスーン』を発表、現在続編を執筆中。

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