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書いた人のわ(『蜩の鳴く朝 See you again Key』 佐藤有子)

『蜩の鳴く朝 See you again Key』 佐藤有子
 読んだり書いたりすることが好きだ。
 けれども一冊の本それも愛した息子の追悼に近い本を出版するなどということは考えてもみなかった。人生とはわからないものだ。
 書きたいと思い、ペンを取ったのは、突然の病で息子を失い呆然としている只中だった。十五歳でこの世を去った息子のことを誰かに覚えていて欲しい彼の生きた証を書き残したいという衝動が突き上げてきたのだ。
 十年以上も前のことになる。
 こうして書き出したのに間もなく気持ちがついていかず中断した。けれどもいつかは本にしたいという思いは消えることがなかった。
 そんな時文芸社の出版説明会の記事が目にとまり思い切って参加してみた。会場には大勢の人が集まっていて、自分の思いを本にしてみたいという人がこんなにもいるのかと驚いた。
 説明会はとても充実していて、私のようなものでもサポートしてもらえばやれるかもしれないという思いが込み上げてきた。誤字脱字だらけの未整理な原稿をただ度胸だけで持ち込んだときの自分を思い出すと、今でも冷汗が出る思いがする。
 客観的なアドバイスを受けながら原稿を吟味し完成させたいと願っていた私にとって、ホンダスというシステムはとてもいいと思えた。懇切丁寧なサポートそして適切なチェックは新鮮で「なるほど」と思うことが何度もあった。本ができるまで実に忍耐強くお付き合いしていただいたと心から感謝している。マラソンの伴走者のような役目を果たしてくださったんだなあと今でも思っている。
 あの雑然とした文が一冊の本位まとまり感無量だ。
 書き綴った時間の中で人生の彩りの濃さが一層増していったような気がする。
 命を得た小さな本は新しい旅立ちをしてくれることだろう。

佐藤有子(さとうなおこ)
1943年、山形市に生まれる。
横浜市在住。

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