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書いた人のわ(「動機は暗くても作品は明るく」 綱川健二)

「動機は暗くても作品は明るく」 綱川健二
 平成二十年、私が責任者を務める職場で金銭上の不祥事が発生しました。
「綱川、おまえ、早まった考えは起こすなよ」
 同僚が言い放つ言葉とその表情から、私は気づきました。周りの者は、私がこれから取る行動の選択肢に「早まってはいけない事柄があるのでは」と危惧していることを。その事柄に「自死」も含まれていたのでしょうか。
 実のところ、そこまで考えていませんでした。が、私のダメージは深刻で、生活はズタズタ、人格や実績はボロボロの状態でした。
 折れそうになる心を支えたものは、理不尽な事件への怒りと、この事件を文章に残したいという、怒りに裏打ちされた欲求でした。そうです。「怒りは絶望に勝る」のです。
 そして、この欲求が、私が文章の修行を志す切っ掛けとなりました。

 苦しく、暗い状況で始めた文章の勉強ですが、続けているうちに自分自身を見つめる目が研ぎ澄まされ、いつしか怒りや恨みが薄らいでいくのを感じました。
 二十一年末から一年半、本格的に学ぶため三つの通信講座を受講しつつ、つづったエッセイが二十一編です。文章は読みやすく、内容は分かりやすくすることに努めました。
 そのエッセイの集まりが、文芸社の担当者や編集者、素敵なカバーを描いてくれたデザイナーといった方々のご支援で出版する運びとなりました。拙著の『そのしゃがれ声は天使のアドバイス』です。
 心が弱っているときに読んで明るく、温かく、ほっとさせるような本にすることを心掛けました。そんな思いがひとりでも多くの人に届けられたら幸いです。

綱川健二
1952年東京都大田区生まれで、育ちも同じ。
都立小山台高校を経て、1975年早稲田大学政治経済学部を卒業し、サラリーマン生活に入る。
2008年仕事上の不祥事体験を機に人生観が変わり、文章の修業を志す。
翌年末からは「再び受験する」の気構えで猛勉強を開始し、当随筆集の出版に至った。
その後は学習の速度を緩め、「最期の一日前まで学ぶ」を目標にして勉学に励んでいる。

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そのしゃがれ声は天使のアドバイス
“人は何のために何を求めていきているのだろうか”と生き方の本質を軽やかにえぐる21のエピソードを収載。人生の機微に触れるさまざまな事柄を端正な筆致でつづったクスッと笑える超日常的エッセイ集。/それにしても、声の正体は分からない。だが、その救いの内容から考えると、見た夢をじっくり思い返すとその声は年配のしゃがれ声だった。(本文より)。

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