自費出版・流通出版・執筆のことなら文芸社へ

自費出版・流通出版は気軽にSite執筆・出版の応援ひろば
よむ人からかく人へ。ここは表現する人を応援する著者のための『ひろば』です。ご相談・お問い合わせは…「なんでも相談室」へ

執筆・創作・自費出版・流通出版のことなら【気軽にSite 執筆・出版の応援ひろば】トップへ > 書いた人のわ(『自分らしく生ききるために 〜進行がんの患者さんを支える』 渡辺邦彦)

書いた人のわ(『自分らしく生ききるために 〜進行がんの患者さんを支える』 渡辺邦彦)

『自分らしく生ききるために 〜進行がんの患者さんを支える』 渡辺邦彦
 私は悪性脳腫瘍の研究をする脳神経外科医でした。
 医者にとって新しい治療法の効果、遺伝子の異常、珍しい症例など仲間に伝えたいことがあると論文を書くのが慣わしです。雑誌に投稿すると厳しい審査があり、脳神経外科の発展に寄与すると評価された論文のみ採用されます。

 私は悪性脳腫瘍患者さんとの関わりの中から、緩和ケアという全く違う分野に興味を抱き、紆余曲折を経て緩和ケア医に転向しました。緩和ケア病棟の一人の患者さんと雑談していた時、「先生の生き方や考え方を本にしたら。」と勧められました。

 死を意識している患者さんの希望に真摯に応えるために原稿を書きました。科学論文同様、自分が書いた原稿が公正な評価を受けなければ私自身納得できませんでした。インターネットで調べ文芸社に原稿を送り、出版の会議にかけてもらいました。
 出版のプロの方々から、色々なコメントをいただき有難く思いました。その後、帯、カバーデザインなど、一冊の本が出版される過程がよく分かりました。そして、自分の本が初めて店頭に並んだ時は、まるで夢のようでした。

 出版を勧めてくれた患者さんに「自分の命は本が出るまでもたない」と言われ、投稿した原稿をお渡ししました。しかし、その患者さんは現在も元気で、本が完成した時、最初にプレゼントし大変喜ばれました。現在、一冊目『幸せのシッポ』は三刷り目になりました。
 一度、出版を経験したので文芸社の各部署のスタッフとも知り合いになれました。そのため二冊目の『痛みよさらば モルヒネが救ってくれる』を出版する時は何の心配もありませんでした。不思議なことに、自分の本の出版を経験すると、以前は全く気にも留めなかったことが非常に気になるようになりました。それは、書店で本を手にする時、必ず奥付日と何刷り目かをチェックするということです。

 そして今、三作目『自分らしく生ききるために 進行がんの患者さんを支える』の発行にこぎつけました。
 一冊目、二冊目とともに、三作目の中から、少しでも多くのメッセージを感じていただければ、書き手としてはこれほどの喜びはありません。

渡辺邦彦(わたなべくにひこ)
1959年7月9日生まれ
〈学歴〉
1978年 獨協高等学校卒業
1984年 獨協医科大学卒業
1990年 獨協医科大学大学院修了(医学博士)
1991年 日本脳神経外科学会専門医
〈職歴〉
獨協医科大学脳神経外科臨床講師
とちの木病院脳神経外科医長
栃木県立がんセンター脳神経外科医長・同緩和医療部部長代理
〈現在〉
医療法人陽気会 在宅ホスピス・とちの木所長
獨協医科大学非常勤講師
〈研究歴〉
国立がんセンター生物学部、スイス・チューリヒ大学、フランス・リヨン国際癌研究機構にて脳腫瘍の研究に従事。ピースハウスホスピス(秦野)、オーストラリア・ニュージーランドで緩和ケア研修
〈受賞〉
1997年 日本脳神経外科学会奨励賞受賞

←前回へ | 
次回へ→


自分らしく生ききるために
完治が難しくなってしまった進行がんの患者さんを訪問診療し、自宅で安心して最期まで生活できるよう支えるシステム、それが「在宅ホスピス」だ。三年前まで大きな病院の勤務医だった著者は、ある日コミュニケーションの取れなくなった、脳腫瘍で意識障害の患者が、愛犬と接することで、それまで動くことのなかった手が動き、まぶたから涙がこぼれる奇跡を目の当たりにする。医療に対する考えが百八十度変わった著者は緩和ケア医へ転進する─。知と経験をすべて傾ける医師の情熱と思索の一冊。


痛みよ、さらば
1週間に7日、1日24時間体制で栃木県全域を対象に主に進行がんの患者を訪問診療している著者による、貴重なモルヒネ反復服用体験記。著者は偶然居合わせた事故現場で患者を抱きかかえたときに腰を痛め、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症になってしまう。痛みは全身に走り、手術の日までも耐えられない状況で、モルヒネの服用に踏み切った─。本書は医師だからこその服用記録。怪我や病気の痛みと戦うすべての人に。

バックナンバー


文芸社の気軽にSiteへお越しの方へ
【気軽にSite執筆・出版の応援ひろば】では自費出版・流通出版のご相談を随時受付けています。また出版だけではなく執筆・創作のヒント、きっかけになる情報の提供もしております。文芸社の気軽にSiteでは書きたい人、これから執筆・出版に挑戦したい人の活動を本気で応援しています。