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執筆虎の巻(エッセイ篇/第二回 『文章がまとまらない……その打開策とは?』)

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「流行」
ペンネーム  北野辺人
 自称、「流行に敏感」な私は、朝夕はもう寒いなと感じるようになったとたんに、かぜをひきました。ベートーベンの第五交響曲のように、「ゴホゴホーン」というせきのフレーズが鳴り止みません。
 加えて今日は、天気予報を甘く見て、スタッドレスタイヤへの交換を怠ったために、自家用車での出勤を見合わせました。今季一番の寒気が入る。という天気予報を、まだ十一月の半ばだし、今季は始まったばかりだから、一番目の寒気なのだとあなどっておりました。 今朝、自宅の窓から外を見ると、家々は雪に覆われており、夏用のタイヤでの走行は危険であると判断して、一日休暇を取りました。Fー1であれば、レインタイヤとスリックタイヤの選択で負ければ、ピット責任者の大失態という事態でありました。
 さて、「流行に敏感」な私は、ミーハーでノンポリなのですが、この二つの言葉はもう死語のようです。日常会話でも使うことがありません。ミーハーでノンポリなのは、ごく普通の日本人なので、言葉で定義する必要がないため。とも思えます。
 先般、アルコール度数七%の新発売の発泡酒に飛びつきました(単価が安く、アルコール度数が高い分、酒代が浮く、とも思った)が、口に合いませんでした。流行を取り入れるのには、多少の痛みも伴うようです。薬のように。

「流行に敏感」と自負する著者が、“流行”についてちょっとした持論を述べたエッセイじゃ。「流行に敏感」なので、冷え込みを感じたとたんに風邪を引いたという書き出しがまず面白いのう。流行に乗りやすい人がミーハーでノンポリというのはなるほどと思わせるし、これらの言葉が死語になったことを挙げて、日本人の気質を諷刺したくだりもなかなかじゃ。実体験から、流行が必ずしも自分に合うわけではないことをほのめかした結びも考えさせられるんじゃが、どうやら著者は多少無理してでも合わせようとしているらしい。うむ、それだけ目新しいものや流行に乗りたがる人物像が浮かんでくるのぉ。
 ところが、風邪と天候から出勤を見合わせるいきさつを述べた中段は、テーマとは特に関係のない日記のような文章で、その後の本論の始まりが唐突に感じられてしまったのは惜しいところじゃな。せっかく面白い見解もあるのに、話の流れがどうもちぐはぐな印象を残しておる。タイヤの話からF-1の喩えまで持ち出しては少々調子に乗りすぎ、脱線しすぎの感もあるのぉ。著者本人はテーマと関連させて書いているつもりかもしれんが、読者に伝わらなければ意味がないのじゃよ。中段をもう少し割愛して、その分、本論を膨らませるか、著者がこだわる流行に絡めて車やタイヤに対してもミーハーなところを分かりやすく書けば、バランスも取れて話の流れも自然になるじゃろう。話の前置きや余談は必要以上に引きずらず、全体の流れやテーマとの関連を考えて綴ると、すっきりとまとまった文章になるはずじゃ。

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