執筆虎の巻
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「キャラクターを創る」
宮城県 主婦 31歳
主人公のキャラクターをどんなふうにしたらいいか、いつも悩んでしまいます。できるだけ魅力的な人物にしたいとは思うのですが、ヒントをいただけないでしょうか。

 主人公の造形は作品の魅力に直結する要素じゃから、これは実に大きなポイントじゃな。例えば、ストーリーがいくら波乱に富んでいても、主人公のキャラクターの造形が中途半端であっては、行き当たりばったりの印象を読者に与えてしまって、結局面白い作品にはならんじゃろう。主人公とは、読者を物語世界に引き込む重要な役割を担っている存在なのじゃ。

 創作なんだから何でもあり、といって、長所を積み上げても魅力的な人物になるわけでもない。容姿端麗で頭脳明晰、運動神経も抜群でお金持ち、正義感も強くて勇気があって、とにかく万能、みたいな主人公だったら、わしはその時点で読む気が失せるのう。わしと共通する部分がまったくないではないか! というのはひがみかもしれんが、出来すぎの人物に現実味がない(=共感しにくい)のはたしかじゃ。単純に長所=魅力とはいかんわけじゃな。

 諸君がこれまでに読んだり見たりした小説、映画、漫画の中の主人公を思い出して欲しい。完全無欠な人物ではなく、どこか短所、弱点があったのではないかな? そしてその短所が読者の心を掴む主人公の個性として際立ったり、弱点を克服する過程がドラマになったりしたはずじゃ。読者が主人公に魅力を感じるかどうかは、その短所、弱点の設定にポイントがあると言って良いじゃろう。またこれらを物語の中でどのように活かすか、というところまで考えるのじゃぞ!

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バックナンバー
キャラクターを創る/第一回 『魅力的な主人公とは?』
描写にチャレンジしてみよう/第三回 『目に見えない内面を描き出すコツとは?』
描写にチャレンジしてみよう/第二回 『キャラクターをうまく描くコツとは?』
描写にチャレンジしてみよう/第一回 『風景描写をうまく書くには?』
童話編/第四回 『教訓やメッセージをどう表現するか?』
童話編/第三回 『面白い設定を活かすための心得とは?』
童話編/第二回 『主人公とストーリーを描くポイントは?』
童話編/第一回 『童話を書く上での心得とは?』
ポエム篇/第三回 『詩的表現が平凡……その打開策とは?』
ポエム篇/第二回 『詩の性格を決めるのは?』
ポエム篇/第一回 『詩的に表現するためにはどうすれば?』
小説篇/第五回 『迫真の世界を描き出すためには?』
小説篇/第四回 『臨場感のある場面を描くポイントとは?』
小説篇/第三回 『活き活きとした物語を描くポイントとは?』
小説篇/第二回 『会話シーンを描くときの心得とは?』
小説篇/第一回 『筋運びや場面説明をスムーズにするには?』
エッセイ篇/第四回 『読者の興味を引くためには?』
エッセイ篇/第三回 『読み物としての“味”を出すには?』
エッセイ篇/第二回 『文章がまとまらない……その打開策とは?』
エッセイ篇/第一回 『テーマを明確に伝えるための心得とは?』