自費出版・流通出版・執筆のことなら文芸社へ

自費出版・流通出版は気軽にSite執筆・出版の応援ひろば
よむ人からかく人へ。ここは表現する人を応援する著者のための『ひろば』です。ご相談・お問い合わせは…「なんでも相談室」へ

執筆・創作・自費出版・流通出版のことなら【気軽にSite 執筆・出版の応援ひろば】トップへ > 執筆虎の巻(「創作の準備を!」篇/第二回 『作者と作品との距離』)

執筆虎の巻(「創作の準備を!」篇/第二回 『作者と作品との距離』)

"
「創作の準備を! 2」
 
創作なんだから何でもありと、書き始めてしまうと、思いがけず行き詰ってしまうことはままある。これには幾つかの原因が考えられるが、その一つとして作者の手に余る作品構想が原因という場合があるじゃろう。そこで今回は、描こうとする物語と作者との距離ということを考えてみよう。

 独創性というのは作品を創る上で重要な要素じゃが、発想があまりにも突飛すぎて現実離れしていた場合、その発想自体をうまく活かせなくなるし、現実の作者とまったく関係のない設定のために、作者自身がその作品世界に入り込んでいけなくなる場合があるんじゃ。

 典型的な例としては、まったく架空の世界を舞台に描くファンタジー小説などが考えられるじゃろう。例えば、現実世界の常識がまったく通用しないような世界を構想しても、その世界の中で想定した“常識”が書き進むにつれて、つじつまが合わなくなり、結局は創り上げた世界観が破綻してしまったりする。仮に舞台は架空の世界だとしても、そこにある程度、現実世界と共通する要素がなければ物語自体成立しがたいし、また書き進めるのも難しいというわけじゃな。つまり、想像力だけでは物語は描き切れないということなんじゃ。

 これは、ファンタジーのような空想小説だけでなく、現実の世界を舞台にした作品でもいえることじゃ。作者自身がよく知らない時代や国を舞台にしたり、よく知らない分野や業界を描いたりというのは、どうしても無理が生じてしまう。逆にそうした設定の現実を知る読者から見れば、まるでリアリティのない話になってしまうじゃろう。このように物語の設定と作者との距離が離れすぎていると、作品としての成功は難しいということなんじゃ。

 ただし、逆に自分と距離が近すぎるのも考えものじゃ。あまりにも私的で狭い範囲、内輪ネタのような話に限定してしまうと、今度は読者との距離が離れてしまう。そうしたバランスも考える必要があるじゃろう。

 いずれにしても、描きたいテーマを自分が書ける範囲の設定で表現する、独自のアイディアもやはり自分が書ける範囲で活かすことじゃ。作者自身にとって身近な要素、自分の経験や知識を活かすことを考えて構想を練るとよいじゃろう。それこそ自分が“書ける”物語であり、そこで存分に筆をふるえば、充分に説得力のある活き活きとした物語が実現できるはずじゃ。

"



バックナンバー


文芸社の気軽にSiteへお越しの方へ
【気軽にSite執筆・出版の応援ひろば】では自費出版・流通出版のご相談を随時受付けています。また出版だけではなく執筆・創作のヒント、きっかけになる情報の提供もしております。文芸社の気軽にSiteでは書きたい人、これから執筆・出版に挑戦したい人の活動を本気で応援しています。