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執筆虎の巻(「作品講評」篇/第二回 『ファンタジー小説創作におけるポイント』)

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「作品講評2」
 
前回の絵本に続いて、今回とりあげるのはファンタジー小説じゃ。『あくまでもクリスチャン』(作・小野 大介)収載の『彼女と石巨人』、この作品は短編であるからして、長所や創作ポイントがわかりやすくつかめるぞ。

 この作品は冒険活劇ではない。うーん、“不思議な伝説”といえばよいかな、太古からの秘宝を守る「石巨人」と、女性トレジャーハンター「彼女」の絆を描く物語なんじゃ。宝を守る石巨人とその宝を狙うハンター、最初は敵同士だった二人が共に長い長い旅をするようになる。人間である彼女と石巨人が迎えたラストとは……ハッハッハ、その感動的な結末は内緒にしておくぞ。

 さて、この作品から諸君に学んでほしいのは、まず、“キャラクター造形”じゃ。お宝探しのプロである彼女と言葉を発しない石巨人は、いわば“動と静”、“陽と陰”の間柄で、“名コンビ”のお約束事にぴったりあてはまるんじゃ。だからこそ、対照的で一見まったく不釣り合いな二人の心が近づいていく様子に、知らぬ間に引き込まれていくんじゃな。

 次に、“基本的なストーリー作り”について話しておこう。この作品のストーリーは、彼女と石巨人が出会い、旅に出て、別れるまでを描くという、とてもシンプルなもの。だがそこでは、きっちりと大事なポイントが押さえられているんじゃな。まず、出会いの場面では意外な驚きで読者を作中に誘い、旅を続ける中では、二人の関係が深められる部分にスポットを当てて感情移入を促す。そして、すべてが終わり、彼女と石巨人の関係も語り尽くされたかと思ったラストで示されるのは……。想像力を働かせた感動的結末は、ツボを押さえたシンプルなストーリー作り、ファンタジーならではのものなんじゃよ。

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